自宅に暖炉?

疑問解決

自宅に暖炉をと夢見る人は多いのではないでしょうか?

近年アウトドアブームの影響もあり、手軽に自宅で日を焚くことのできる薪ストーブの需要が高まってきています。しかしやはり、薪ストーブを使用している人の中には暖炉を設置したいものの、流石にハードルが高い…ということで妥協点として使っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、自宅に暖炉を設置することは可能なのか、という現実性と、その際の知識や経費などについてまとめてみました。

まず、費用についてですが、自作で設置するのであれば実は経費というのはほとんどかかりません。もちろん仕様にもよりますが、ごくオーソドックスなものであれば必要なものもさほど多くはありません。レンガ・セメントのようなもの・煙突。必ず必要なものというのはおおよそこれくらいです。後は細々したものと、必要であれば扉くらいになるかと思います。

セメントのような…というのは実際的にはセメントは耐火性がないので耐火セメントが必要になるのですが、これは暖炉一基つくる量を買うと結構な価格になるので、経費を抑えたい場合土壁や漆喰などの粘土のたぐいを使用するほうがコスパは高いです。レンガについても耐火煉瓦を用いるのがいいですが、これは直火の当たる内側だけでも大丈夫です。

以上を踏まえまして、材料費は高く見積もっても10万円程度で作成可能です。

ただし、もちろんフローリングの上に置くわけにはいかないので、設置場所を予め用意するための経費は別途必要になります。

2、必要な知識

次に必要な知識ですが、大きく分けて3つあります。

まず1つは、当然ですが耐火設計についての知識です。特に隙間部分や接合部には注意が必要ですが、耐火レンガで燃焼スペースを完全に囲い、その外側を装飾の意味も兼ねて赤レンガで覆うような構造であればまず火が外に出ることはありません。あとは煙突とのつなぎ目などには注意してください。

2つめは、排気と吸気についての知識です。じつはこれが問題で、上昇気流をおこし煙突から排煙する構造というのはなかなかに難しく、また日本で暖炉が普及していないため個人では知識を得ることがそもそも難しいです。基本的には煙突の経の大きさ、直立性、断熱を考慮すれば大丈夫ですが、煙突を曲げる必要などが出てくる場合は試行錯誤が必要になるかもしれません。

最後は建築基準法上の知識です。具体的には、壁、屋根などの材質を不燃性のものにする、煙突との隔離距離といったものに制約がありますので設置を検討される場合は確認しましょう。

 

どの部分においても個人がなんの知識もなく当てずっぽうでやるのはあまりにも危険ですので、実際に作業する場合には一度工務店などに相談することをおすすめします。

3、工務店に依頼する場合

暖炉の設置を含むリフォームを工務店に依頼する場合の価格についてですが、そもそも暖炉を取り扱っている工務店は殆どありません。暖炉の設置を謳っている多くの工務店では実際には薪ストーブを置いて終わりというのがほとんどで、この場合でも100万円程度の費用がかかります。もちろんオーダーメイドとして相談することは可能かと思いますが、数百万円~1千万円クラスの費用になってくることが予想されます。

4、まとめ

古民家を改装して事業行うときに暖炉を設置すると美観的にも非常に趣がありますが、丸投げしてしまうと費用がかさみます。DIYならば多少知識があれば実はハードルは高くなので、安全には十分に配慮の上挑戦してみるのはいかがでしょうか?

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