自宅でできるアトピー性皮膚炎の癒やし方

疑問解決

近年アレルギー疾患をもつ人口は右肩上がりに浄化傾向にあります。

中でも特に多いのが食物アレルギーと、アトピー性皮膚炎です。

今回はアトピー性皮膚炎の原因と有効な治療法について紹介していきたいと思います。

まず原因についてですが、本疾患の原因は個人差体質生活環境など様々な要因があり、またそれらが複雑に絡み合って発生しているため、明確にこれが原因だということを特性するのは非常に困難です。ただ、それらは総括すると主に「体質」の問題ということになります。遺伝的要因というのは対処できるものではありませんので今回は一旦置いておいて、他の項目について見ていきましょう。

 

体質

詳しくは後述しますが、西洋医学においてはアレルギー体質というのは多くの場合腸内環境に基づくものと言われています。
(東洋医学においては呼吸器や肺に関連すると考えられています)

環境

アトピー性皮膚炎の直接的な主な原因である黄色ブドウ球菌について。
この球菌はどこにでも存在し、ほとんどの人の皮膚にも付着している常在菌ですが、アトピー性皮膚炎の患者はこれに対する抵抗力が少なかったり、何らかの原因で異常増殖することでかゆみなどの症状に繋がります。
便宜上皮膚が赤くなりカサカサして痒いと言うような状態を軽度、皮膚組織が破壊され出血浸出液が出ているような状態を重度とすると、重度の状態で出る黄色い浸出液が黄色ブドウ球菌の塊だと思っていただければいいかと思います。こちらは食中毒の主要原因菌としても有名ですね。 もしこの記事を読んでいる方の中に重度の方がいて、すぐさま症状を抑えたいという場合はまずは消毒により黄色ブドウ球菌を死滅させる必要があります。
詳しくは→

その他のアレルギー

真菌や金属・化粧品などのアレルギーが長期化してアトピー性皮膚炎につながる場合もあります。
アレルギーとは個人の持っている許容量を超えた時点で発症するものです。花粉を吸い込みすぎた人が花粉症になり、甲殻類が好きで食べすぎると甲殻アレルギーになります。ただしこの許容量が人によって全く違うため、これを過剰に気にすることにはあまり意味はありません。

心的要因

主にストレスや鬱などで悪化する場合があります。これは心理状態が不安定になることで免疫機能やホルモンバランスに悪影響を与えるためです。

2、アトピー性皮膚炎の症状別の対処法

軽症のアトピーの場合

ごく軽症の場合。体の一部が赤くなっていて痒い等。 このような症状の方は一般的な皮膚科を受診してください。リンデロン、ロコイドといったような副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)が処方されます。こちらは主に炎症の抑制と傷の治療を促す塗り薬で、短期的には非常に有効です。 ステロイドはいわゆる万能薬で、大抵の皮膚疾患はこれを塗っておけば治ると言っても過言ではありません。
ただ、問題は多くの場合アトピー性皮膚炎が体皮表面上の疾患ではないという点と、一般的な西洋医学知識を学んでいる皮膚科医はそれ以上の治療法を持っていない可能性が高いという点です。 もちろん病気に対して真摯に向き合っている開業医、研究肌で様々な論文を研究して対処を試みている医師というのもいます。ただ十中八九そうではありません。なので、こういった皮膚科医を自力で見つけ出すというの現実的ではありません。多くの場合はこれで収まるでしょうという感じでステロイド薬を渡され、完治せず何度受診してもその繰り返しになります。 もし、もう何年も皮膚科で薬をもらっているけど治らないというような慢性症状の方は、後述の慢性場合を合わせてお読みください。

慢性アトピー性皮膚炎

前述の通りアトピー性皮膚炎は単なる皮膚疾患ではないため、皮膚の傷を直して炎症を抑えただけでは治らないケースが多いです。(軽症であればその都度対処療法でやり過ごせる場合も多いです)

ステロイドは万能薬と書きましたが、これはあくまで短期的に見ればという意味です。

副作用のある薬なので、そもそも長期使用するべきではありません。副作用は主に皮膚硬化や色素沈着の黒ずみなどですが他にも様々「後で詳細」な症状を引き起こす原因となりますので長期使用は絶対にやめましょう。もしもう何年も同じ皮膚科でステロイドの処方を受けている方は今すぐその病院は見限ってください。これ以上通院を続ける意味がありません。むしろ副作用を受けるだけです。

ではどうするのかということですが、上記のようなケースでは皮膚科ではなく、アレルギー科を受診してください。アレルギー科では、パッチテストや血液検査などでアレルギーの根本的な原因を探り当て、その対処を試みていくことになります。アレルギー科ももちろん医師によって治療方針は大きく異なる場合がありますので、おかしいと思った場合は他の病院も合わせて受信することをおすすめします。

重度のアトピー性皮膚炎

浸出液が出ているなど、重度の状態の対処法

浸出液(黄色い液)が出ているような状態では、これにより症状が急速に広がるケースが多いので、すぐさま対処が必要です。

この黄色い液は原因菌である黄色ブドウ球菌の塊なので、患部を触った手で他の場所をかいたりすると、その傷口から菌が侵入して同様の症状を広げることになります。この状態では体全体が黄色ブドウ球菌を培養しやすい状態になっているような状態をイメージしていただければいいかと思います。ちょっとでも付けばすぐに広がります。

このような状態では殺菌が最優先です。

 

殺菌方法ですが、菌の特性としては加熱、冷却、アルコール、石鹸洗浄などで殺菌できるのですが、加熱冷却は論外として傷ができている場合洗浄も現実的ではなく、アルコールが入手難易度からしても現状では1番現実的ではあるかと思います。ただ、洗浄やアルコールでも完全に殺菌するのは困難であり、すでにダメージを受けている皮膚への負担も大きいです

 

そこでアトピーを治療して治すための黄色ブドウ球菌の殺菌において最も理想的なものが強酸性水(強酸性電解水)です

強酸性水は、次亜塩素酸を主成分とした水溶液であり、水に塩化ナトリウムを電解質として加え、イオン交換膜を介して電気分解して生成されます。非常に強い殺菌作用があり、反面細胞毒性が非常に低く最も安全な消毒液とも呼ばれています。

ここまで読んだ方は、そんな理想の消毒液がどうして売られていないのか、普及していて当然なのに聞いたこともないのはどうして?と疑問に思われる方も多いかと思いますが、それはこの強酸性水には販売できない最大の弱点があるからです。

というのもすでに書いた通りこれは水を電気分解したモノ。つまり、科学的に非常に不安定な物質になります。わかりやすく言うと、水を無理やり分解させたものなので、何もしなくてもすぐに水に戻ってしまう。という欠点があります。そのため薬局などでの市販は事実上不可能なのです。

具体的には密閉遮光状態で3日、冷蔵しても1週間で程度で只の水になってしまいます。

売ろうとしても消費者が使う頃にはただの水になってしまっているということですね。なので業務用ではわりと使用されているのですが、一般には出回りません。

ではどうやって入手するのかということですが、幸い時代の進歩により現在では比較的容易かつ安価でネットでも生成器を入手することができるようになりました。安価と行っても一般の家電程度の値段にはなってしまうのですが、機械さえ準備すれば材料は基本的には水だけなのでランニングコストは高く有りません。実際に治療経験のある筆者としては背に腹は代えられないと思います。(筆者の場合はたまたま受診した病院でアトピー患者には低価格で配布されていました)

実際アトピーは放置すると慢性化してどんどん悪くなるので、確実に効果のあるものであればなるべく早く試してみるべきかと思います。

(※この消毒はあくまで上記のような重度の方向けですので軽度の場合は黄色ブドウ球菌が主要因ではない場合も多く、劇的な改善は望めません。もちろん長年アトピー体質という方は進行を広げないために持っておいて損はないかとは思いますがあくまで進行を食い止める・万が一重症化したときにいち早く対策するためという程度にお考えください)

単純に消毒としても有用なのでキッチンなどあらゆる場所の消毒にもご利用いただけます。

※心配な方は必ず事前に強酸性水の使用について医師に確認して頂ますようお願いします。本稿はあくまで筆者の治療経験に基づくき、現在お悩みの方の参考となればという趣旨での記述となりますので当記事をもとに行った処置による状態悪化不利益について一切の負いません。あくまで自己責任にてお願いします。

もう一つは配布元を探すことですが、ネットなどのものは只の水が送られてくるんじゃ?」など正直怪しい部分がありますので購入できる医療機関などを探すのが一番いいのですが、正直見つけるのは難しいというのが現状です。

3、家庭でできる民間療法、普段の食生活

少し専門的な話になりますが、体質の項目で少し触れた通り免疫系の大本となるもののひとつが腸管免疫という機能です。

パイエル板領域というところに樹状細胞、T細胞、B細胞などの主要な免疫細胞が集中しており、この腸管免疫細胞群は協力して侵入してきた病原細菌抗原に対して免疫グロブリンAをつくり、これを用いて腸管に侵入してくる病原細菌の腸管壁を超えて体内への侵入を防ぐ働きをしているというものです。

(単語の意味はわからなくてもおおよそこんな感じと言う程度の理解で大丈夫です)

ヨーグルトが効くとか、腸内環境を整えようというような対策が取り上げられるのはこのためです。

 

こういった機能の正常化と同時に、免疫機能自体の異常を治していくということが必要になりますが、そこで注目したいのが制御性T細胞――いわゆる Treg細胞というものです。これは免疫応答の抑制的制御(免疫寛容)を司るT細胞の一種で、 免疫応答機構の過剰な免疫応答を抑制するためのブレーキ(負の制御機構)や、免疫の恒常性維持で重要な役割を果たしています。

このTreg細胞を増やすことにより、炎症抑制効果があるとされています。

主に乳酸菌とコーヒーの摂取がこれに影響があるとされているので、ヨーグルトとコーヒーを朝食に必ず取ることにするとかなりの改善効果が期待できるのではないでしょうか?

これはあくまで日々心がけることで症状を軽減が期待できるというもので、短期的に摂取しても意味がありませんし、直接的に症状を回復する手段では有りません。

 

また、シンナー・有機溶剤との接触は避け、これらを取り扱う仕事をされている場合はすぐに辞めてください。経験上間違いなく悪化する上、これらとの接触がある状態ではどんな治療も効果を発揮しません。

4、これで治った!アトピー性皮膚炎の自宅治療方法

ここからは筆者が実際に試して大きな効果を感じた治療方法です。

下記の方法で筆者は幼少期から慢性的に出ていたアトピーの症状をほぼ完治しました。

 

結論から言うと、まず受診したのは東洋医学、つまり漢方医です。

筆者も10年以上皮膚科など西洋医学の対処療法でなし崩し的に症状を長引かせてきてしまったのですが、数年前に記事で書いている重度の症状に陥る事があり、とても皮膚科で対処できる状態ではなくなったため近所のアレルギー科を受診したところ、たまたま院長が漢方医でアレルギーについて積極的に研究されている、いわゆるアタリのお医者さんだったのです。今ではこの偶然にとても感謝しています。実際それから五年以上立ちますがアトピーの症状は全く出ていません。

※もともとアレルギー体質のためその他(花粉やハウスダストなど)の炎症などが起こることはあるので時々通院はしてます。

 

それでは詳しい治療内容ですが

主な治療は漢方薬の煎じ薬です。それとさしあたって現状の患部を治療するための塗り薬。また、殺菌のための強酸性水もここで教えていただきました。

 

・飲み薬

最後に飲み薬ですが、重症の場合は煎じ薬、軽症の場合は粉薬を使用します。

・煎じ薬

筆者が受診した病院では全ての処方薬(塗り薬の含め)を近くの薬剤店で独自配合して作っていたため薬の名前などは特に行っていなかったのですが、成分を調べたところ、竜胆瀉肝湯ベースの薬だったようです。

コレ自体は漢方としてはさほど珍しいものではなく、第二種医薬品として錠剤であればAmazonでも購入できます。実際に効能にも皮膚のかゆみ止めなどと書かれています。

選択肢としてしばらく試してみるというのもいいとは思いますが、できれば事前に漢方医に相談し、何かしら異変を感じた場合は必ず病院を受信することをおすすめします。

ちなみに煎じ薬の場合形容しがたい最悪の味がします。我慢強くない人は戻すと思います。

・粉薬

こちらも配合は竜胆、甘草がベースだったかと思います。甘草については症状を和らげるという見解と悪化させるという見解があるのですが、このケースでは有効だったようです。甘草茶などもありますが、筆者としては少し懐疑的です。そのあたり体質の部分もあるかと思いますので1ヶ月ほど試してみると和らぐケースもそれなりにはあるようです。

こちらも量が多い上最悪の味がします。

煎じ薬と粉薬の違いは、患者の体調を見てその都度配合を変えて煮出して作るのが煎じ薬で、ある程度決まった内容の薬を粉末として服用するのが粉薬だそうです。

 

塗り薬

・モクタール軟膏

いわゆる脱ステロイドの代表的な薬です。

主に重度の場合に使用されるようです。

主成分はお気付きの通りタールなのですが、ここでいうタールは想像される原油から取り出された黒くてドロドロのあれではなく、アカマツ、クロマツその他同属植物の木部から得た自然由来のタール液のことです。基本的に副作用はないとされていますが、塗った箇所のかゆみが強くなる場合があるとのことです。

また、非常に臭いです。感じ方には個人差があるかとはお思いますが、なんとも言えない鼻をつく匂いがします。というか漢方は基本的に臭いです。

効能:白癬、黄癬、疥癬、乾癬、慢性の湿疹・皮膚炎など主に殺菌効果と抗炎症作用を持ちます。

(※現在は販売・製造が中止されています。モクタール自体は流通していますが医薬品ではないので使用しないでください)

・亜鉛華軟膏

(画像クリックで詳細を表示)

効能などとしてはモクタールと近い部分が多く、モクタール亜鉛華単軟膏など組み合わせた薬もありました。コチラも抗炎症作用と殺菌作用があり一定の効果を期待できます。現在ではコチラを利用するのがいいかも知れません。

・太乙膏

(画像クリックで詳細を表示)

黄色い軟膏で主に比較的軽度の場合に使われるようです。副作用がなく、様々な皮膚疾患に使用可能。

特徴としては成分の殆どがゴマ油と蜜蝋であるため、高い保護効果が期待できます。そのため肌の保護という意味でも効果が高く、肌に優しいお薬になるかと思います。また、皮ふのたんぱく質と結合して被膜をつくるので、消炎作用、緩和な防腐作用があり、浸出液の吸収及び分泌抑制により、創面などを乾燥させます。れんさ球菌、ブドウ球菌などの化膿性球菌及び肺炎菌などに強い抗菌作用。(配合は製造元により異なる場合があります)

効能:湿疹、火傷、とびひ、ひび、あかぎれ、ただれ、きりきず、擦過傷、靴ずれ、かみそりまけ、凍傷

 

ただしこちらも同じく独特の臭いです。

・紫雲膏

(画像クリックで詳細を表示)

一般的な効能としては太乙膏と大差はありません。

こちらは赤柴色の軟膏で、臭いはそこまで強くはありませんが、色素が強く衣類などに付くと落ちなくなる場合があります。

 

太乙膏は湿潤状態の患部、紫雲膏は乾燥状態の患部に適する傾向があるようで、これについては筆者自身検証済みです。筆者の所見としては紫雲膏のほうが抗炎症作用は強いように思います。また、チューブで使い勝手もいいです。どちらかが効き目のない症状でももう一方で劇的に改善する場合もあるようなので、両方持っておくのが良いかと思います。さほど高価な薬ではありません。夜間睡眠前に塗布するのが一般的です。

効能:ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎

余談ですが痔にもよく聞くようで、余ったものを知人に渡したところ一回の使用で切れ痔に対してかなりの改善が見られたそうです。

アトピー性皮膚炎に比較的効果のなかったもの

・オリーブオイル、ワセリン

乾燥保護のため勧められるケースがありますが、こういった油分は炎症を悪化させる可能性が高いです。皮膚の保護や乾燥防止の意味で効果を発揮しますが、炎症やかゆみが悪化するため結果的に皮膚ダメージは大きくなる傾向にあります。

・雪の元

表示の効能としては太乙膏などとほぼ同じなのですがほとんど効果は感じられませんでした。体質などもあるので合う合わないはあるかとは思いますが、筆者自身で体感できなかったためここではおすすめしません。

・日光

光免疫抑制という効果と炎症悪化の両方の効果が提唱されています。一般レベルではプラス面でもマイナス面でも過剰に気にしなくていいかと思います。

・海水

日光同様肌を保護するという効果と、炎症悪化の両方の効能があるようです。わざわざ治療のために海水浴に行く必要はないかも知れません。

5、最後にアトピー性皮膚炎を治すために

最後に、いちばん大事なことは覚悟を決めることだとおもいます。

確かに皮膚科などで一時的に症状を抑えてしまえば日常で困ることはありません。しかし根本的に解決していないのでいつ突然悪化するかわからず、数年後にステロイドの副作用に悩むリスクもあります。


完治した身としては、今振り返ると皮膚科に通院していた時期は害悪でしかありませんでした。もちろんステロイド自体は非常に有用な薬なのですが、慢性的な方はすぐさまやめることをおすすめします。完治の見通しもなく漫然とステロイドを処方し続ける皮膚科医には怒りすら覚えます。


一方漢方は保険適用外になる可能性が高く、特に煎じ薬であれば月に数万円と高額で手が出しづらいというのも事実です。それを数ヶ月続ける覚悟が必要です。しかも非常にまずい。しかしその後一切アトピーに悩まされることがないのであれば、やるなら早いほうがいいです。もちろんまずは上記で紹介した軟膏や粉薬から試してみるのもいいかと思います。とにかく意味のない皮膚科通いはすぐに辞めましょう。


実は漢方薬も粉薬であれば保険適用の可能性があり、その場合月2千円程度ですみます。まずはお近くのアレルギー科漢方医に相談してみてください。

(※本稿はあくまで長年アトピーに苦しみ、皮膚科への通院で効果が出ていない方向けに筆者の体験と完治までの経験を元に書いています。まずは必ずお近くの病院を受診し、紹介している方法での治療を試みる場合でもなるべく医師に相談の上自己責任にてお試しください)

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